【スマートリモコン】Nature RemoとTP-Link Tapoを比較 買うならどっち? 【センサーとプリセットがポイント】

スマートホーム

Nature RemoTP-Link社Tapo、どちらのスマートリモコンを買おうか悩んでいる人
「スマートリモコンを使ってみたい。Nature RemoとTP-Linkが気になっているけど、どっちを選べば良いんだろう?買った後に後悔したくないので、だれでも分かるように選ぶ基準をおしえてほしい。」

こういった疑問にお答えします。

最初に結論を言うと、私のおすすめは断然「Nature Remo」シリーズです。

以下2点が主な理由です。

  • 日本ブランドであるため、国内主要メーカー家電向けのプリセット(※)が充実している
  • スマートリモコンの定番ブランドのため、ネット上で情報が見つかりやすい

  ※プリセット: 家電商品ごとの操作設定がパッケージ化されたもの

それでは、Nature RemoとTapo (TP-Link)、それぞれのスマートリモコンについて詳しく説明します。

本記事の内容
  • Nature RemoとTapo (TP-Link) の特徴
  • 代表的な製品同士を比較(Nature Remo 3 v.s. Nature Remo nano v.s. TP-Link Tapo H110C

スマートリモコン「Nature Remo」と「Tapo (TP-Link)」

スマートリモコンは各社から発売されており、現在主要なブランドは「Nature Remo(ネイチャーリモ)」「SwitchBot(スイッチボット)」です。

Amazonでのランキングやガジェットブログ、雑誌などでも必ずと言って良いほど取り上げられているので、ご存知の方も多いのではないでしょうか。

そこに、TP-Linkの「Tapo」LinkJapanの「eRemote」が後を追う形となっています。

本記事では、「Nature Remo」と「Tapo」、両ブランドの特徴を見ていきましょう。

日本発のスマートホームブランド「Nature Remo」

まず、Nature Remoについて紹介します。

Nature Remoは、日本発のスマートリモコンブランドで、開発から販売までをNature株式会社が手がけています。

Nature社は、スマートホーム全体をカバーするような大規模な製品ラインナップは展開していませんが、家電の赤外線リモコン操作に特化したシンプルかつ高機能な製品を強みとしています。

特に、日本国内で広く使われている家電製品の操作には定評があり、日本市場に根差したブランドならではの安心感があります。

また、直感的に使えるスマートフォンアプリの操作性や、豊富なセンサー機能も大きな魅力です。

代表的なモデルである「Nature Remo 3」には、「温度」や「湿度」、「人感」など多様なセンサーを搭載されており、これらを活用したオートメーション設定によって、ユーザーのライフスタイルに合わせた家電の自動制御が可能です。

コスパ重視のグローバルブランド「TP-Link」

次に、TP-LinkのTapoについて紹介します。

TP-Linkは、中国・深圳発に本社を置くグローバルなネットワーク機器メーカーです。
高機能な製品を安価で提供しており、そのコスパの良さから世界中で人気を集めています。

Tapo(タポ)は、TP-Linkが展開するスマートホーム製品専門ブランドです。
「シンプル・手軽・安価にスマートホーム化」をテーマに、誰でも簡単に使える製品群を展開しています。
Wi-FiルーターやネットワークカメラなどはECサイトでも上位を占めており人気です。

そんなTP-Linkが手掛けるスマートリモコンの代表的な製品「Tapo H110C」は、赤外線での家電操作に加えてチャイム通知センサーと連携することでの家電操作自動化(※)が可能です。

※別売りのTapoセンサーが必要です。


スマートリモコンの基本スペック比較

ここからは、両ブランドの代表的なスマートリモコンのスペックを比較してみましょう。

Nature Remoの「Nature Remo 3」、「Nature Remo mini 2」とTP-Linkの「Tapo H110C」を対象にしています。

スペック比較

項目Nature Remo 3Nature Remo nanoTapo H110C
価格(執筆時点)¥9,980¥4,980¥3,480
本体サイズ70 x 70 x 18 mm47 × 47 × 12.5 mm79 × 79 × 32 mm
重量40g13g69g
温度センサーありなしなし
※別売オプションで拡張可

Tapo T310スマート温湿度計
湿度センサーありなしなし
※別売オプションで拡張可

Tapo T310スマート温湿度計
照度センサーありなしなし
人感センサーありなしなし
※別売オプションで拡張可

Tapo T100スマートモーションセンサー
プリセットの充実度
(※)
国内主要メーカーを広くカバー国内主要メーカーを広くカバー豊富なプリセットを提供しているが国内メーカーはやや弱い
手動学習機能あり
(リモコンのボタンを個別に学習可能)
あり
(リモコンのボタンを個別に学習可能)
あり
(リモコンのボタンを個別に学習可能)
赤外線送信最大範囲〜10m(30畳)6m(10畳)(情報無し)
AIアシスタント対応Amazon アレクサ
Googleアシスタント
Apple Siri
Amazon アレクサ
Googleアシスタント
Apple Siri
Amazon アレクサ
Googleアシスタント
Apple Siri
製品リンク
Nature Remo 3

Nature Remo nano

Tapo H110C
2025年7月時点

※プリセット:家電商品ごとの操作設定がパッケージ化されたもの。プリセットが用意されていれば、操作したい家電の登録が非常に簡単で楽になります。

主なスペックの違いまとめ

センサー機能

センサーを使用することで例えば、「入室したら自動でBGMをかけ、退室したらストップする」ということが可能です。
自動化を特に重視する方にはこの点が大きな魅力となります。

Nature Remo 3 には温度や照度、人感といった多彩なセンサーが搭載されています。
一方、Nature Remo nanoTapo H110Cにはセンサーは搭載されていません

Tapo H110Cは別売のセンサーと連携が可能ではありますが、最初から搭載されているNature Remo 3と比べるとやや劣ります。

センサーを使用するかどうかで、どのモデルを選ぶ方が良いかも変わるでしょう。

  • センサーを使用する場合は、Nature Remo 3
  • センサーを使用しない場合は、Nature Remo nanoTapo H110C

プリセットの充実度

Nature Remoシリーズ(Remo 3、Remo nano)は日本発のブランドなだけあり、国内主要メーカー家電のプリセットが多く用意されています。

プリセットとは、家電商品ごとの操作設定がパッケージ化されたものです。

プリセットが用意されていれば、操作したい家電の登録が非常に簡単で楽になります。
例として、照明機器の場合だとプリセットの有無で以下のような違いがあります。

プリセットが用意されている照明機器

スマートリモコンが対象の機器を認識すれば、
「調光」、「調色」、「常夜灯」などの操作がまとめて登録され、すぐに操作可能となる。

プリセットが用意されていない照明機器

「調光」、「調色」、「常夜灯」などの操作を一つずつ学習させる必要があり、非常に手間がかかる。


日本国内でスマートリモコンを使用する場合、プリセットがどのくらい用意されているかは非常に重要な点と言えるでしょう。

  • 主に国内の家電を操作する場合は、Nature Remo 3Nature Remo nano
  • 主に海外の家電を操作する場合は、Tapo H110C

結局、どちらを選べば良いの?

Nature Remoシリーズがおすすめ!

照度センサーや人感センサーなど多彩なセンサーに魅力を感じる場合は、Nature Remo 3一択です。

一方センサーを使わない場合、候補はNature Remo nanoTapo H110Cとなってきます。
ここで、プリセットが充実しているかが重要になってきます。

Nature Remoシリーズにはプリセットも多く用意されており、国内主要メーカーを幅広くカバーししている点も非常に魅力的なポイントです。
そのため、センサーを使わない場合は、Nature Remo nanoがおすすめです。


まとめ

Nature RemoTapoは、どちらも優れたスマートリモコンですが、選択肢は使用者のニーズに応じて変わります。

機能や価格面で後悔しない製品を選びたい場合は、Nature Remoが断然おすすめです。

ご自身のライフスタイルに合う製品を選び、スマートホーム化の一歩を踏み出しましょう!

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