
Nature Remoとラトックシステム(smalia)、どちらのスマートリモコンを買おうか悩んでいる人
「スマートリモコンを使ってみたい。Nature Remoとラトックシステムが気になっているけど、どっちを選べば良いんだろう?買った後に後悔したくないので、だれでも分かるように選ぶ基準をおしえてほしい。」
こういった疑問にお答えします。
最初に結論を言うと、私のおすすめは「Nature Remo」シリーズです。
特に上位モデルのNature Remo 3がおすすめです。
以下3点が主な理由です。
- Nature Remo 3には多彩なセンサーが搭載されており、ラトックシステム smaliaには無い「人感センサー」が搭載されている。
- Nature Remoシリーズは家電登録の自動マッチング式に対応しており、登録設定が簡単
- Nature Remoはスマートリモコンの定番ブランドのため、困った時にネット上で情報を見つけやすい
それでは、Nature Remoとラトックシステム smalia、それぞれのスマートリモコンについて詳しく見ていきましょう。

もし「スマートリモコンの概要を先に知りたい」という場合は、こちらの記事がおすすめです。
スマートリモコン「Nature Remo」と「smalia (ラトックシステム)」
スマートリモコンは各社から発売されていますが、現在主要なブランドは「Nature Remo(ネイチャーリモ)」と「SwitchBot(スイッチボット)」です。
Amazonでのランキングやガジェットブログ、雑誌などでも必ずと言って良いほど取り上げられているので、ご存知の方も多いのではないでしょうか。
そこに、TP-Linkの「Tapo」やラトックシステムの「smalia(スマリア)」、LinkJapanの「eRemote」などの他ブランドが後を追う形となっています。
本記事では、「Nature Remo」と「ラトックシステム smalia」、両ブランドの特徴を見ていきましょう。
日本発のスマートホームブランド「Nature Remo」
まず、Nature Remoについて紹介します。
Nature Remoは、日本発のスマートリモコンブランドで、開発から販売までをNature株式会社が手がけています。
Nature社は、スマートホーム全体をカバーするような大規模な製品ラインナップは展開していませんが、家電の赤外線リモコン操作に特化したシンプルかつ高機能な製品を強みとしています。
特に、日本国内で広く使われている家電製品の操作には定評があり、日本市場に根差したブランドならではの安心感があります。
また、直感的に使えるスマートフォンアプリの操作性や、豊富なセンサー機能も大きな魅力です。
代表的なモデルである「Nature Remo 3」には、「温度」や「湿度」、「照度(明るさ)」や「人感」といった多様なセンサーを搭載されており、これらを活用したオートメーション設定によって、ユーザーのライフスタイルに合わせた家電の自動操作・制御が可能です。


Nature RemoシリーズにはRemo 3以外にもいくつかモデルがあります。
モデルの選び方にはこちらの記事がおすすめです。
日本の老舗電子機器ブランド「ラトックシステム」
次に、ラトックシステムのsmalia(スマリア)について紹介します。
ラトックシステムは、大阪に本社を置く日本の老舗電子機器メーカーで、PC周辺機器やIoT機器の開発で長い実績を持っています。
同社が展開する「smalia(スマリア)」シリーズは、日本市場に向けて設計されたスマートリモコンブランドです。
スマートホームの総合展開を狙うのではなく、家庭用家電の赤外線操作に的を絞り、実用性と安定性を重視した製品づくりが特徴です。
代表的なモデルである「smalia RS-WBRCH1」には、「温度」や「湿度」、「照度(明るさ)」といったセンサーが搭載されており、家電の自動操作が可能です。

スマートリモコンの基本スペック比較

ここからは、両ブランドの代表的なスマートリモコンのスペックを比較してみましょう。
Nature Remoの「Nature Remo 3」(ハイエンドモデル)、「Nature Remo nano」(エントリーモデル)とラトックシステムの「smalia RS-WBRCH1」を対象にしています。
スペック比較
項目 | Nature Remo 3 | Nature Remo nano | smalia RS-WBRCH1 |
---|---|---|---|
価格(執筆時点) | ¥9,980 | ¥4,980 | ¥7,980 |
本体サイズ | 70 × 70 × 18 mm | 47 × 47 × 12.5 mm | 60 × 60 × 20 mm |
重量 | 40g | 13g | 42g |
温度センサー | あり | なし | あり |
湿度センサー | あり | なし | あり |
照度センサー | あり | なし | あり |
人感センサー | あり | なし | なし |
プリセットの充実度 (※1) | 国内主要メーカーを広くカバー | 国内主要メーカーを広くカバー | 国内主要メーカーを広くカバー |
家電登録の自動マッチング対応(※2) | 対応 | 対応 | 非対応 |
手動学習機能 | あり (リモコンのボタンを個別に学習可能) | あり (リモコンのボタンを個別に学習可能) | あり (リモコンのボタンを個別に学習可能) |
赤外線送信最大範囲 | 〜10m | 〜6m | 〜25m |
AIアシスタント対応 | Amazon アレクサ Googleアシスタント Apple Siri | Amazon アレクサ Googleアシスタント Apple Siri | Amazon アレクサ Googleアシスタント Apple Siri |
製品リンク | ![]() Nature Remo 3 | ![]() Nature Remo nano | ![]() smalia RS-WBRCH1 |
※1. プリセット: 家電商品ごとの操作設定がパッケージ化されたもの。プリセットが用意されていれば、操作したい家電の登録が非常に簡単で楽になります。
※2. 家電登録の自動マッチング: 対象家電のリモコンの赤外線を読み込ませるとプリセットを自動的に選択してくれるので登録が簡単になります。
主なスペックの違いまとめ
センサー機能
適切なセンサーを使用することで例えば、「入室したら自動でBGMをかけ、退室したらストップする」ということが可能です。
自動化を特に重視する方にはこの点が大きな魅力となります。
Nature Remo 3 には温度や湿度、照度(明るさ)に加えて、人感センサーが搭載されています。
ラトックシステム smalia RS-WBRCH1にも温度や湿度、照度といったセンサーは搭載されていますが、人感センサーが搭載されていない点がNature Remo 3との大きな違いです。
「入室したら(=人の気配をセンサーで感知したら)」を条件とした家電の自動操作をする場合には人感センサーを搭載していることが必須のため、人感センサーが必須となるでしょう。
一方、センサーは特に使わずに家電操作だけできれば良いという場合は、センサーが搭載されていないNature Remo nanoが選択肢となります。
- 多彩なセンサーを使用して家電の自動操作をしたい場合は、Nature Remo 3の一択!
- センサーを使用しない場合は、Nature Remo nanoがおすすめ。
家電登録の自動マッチング対応
スマートリモコンで家電を操作するには、初期設定として家電を登録する必要があります。
家電登録が自動マッチングに対応していれば、この登録作業がとても簡単です。
家電付属のリモコンボタンを押してスマートリモコンに赤外線を読み込ませると、自動的にプリセット(事前に登録されている家電製品の情報)を設定してくれます。
Nature Remoシリーズはすべて自動マッチングに対応していますが、ラトックシステム smalia RS-WBRCH1は非対応です。
- 初期設定が楽なのは、Nature Remoシリーズ
結局、どちらを選べば良いの?
Nature Remoシリーズがおすすめ!
照度センサーや人感センサーなど多彩なセンサーに魅力を感じる場合は、Nature Remo 3一択です。
一方センサーにこだわらない場合であっても、家電登録の自動マッチングに対応している点でNature Remo nanoがおすすめです。



Nature RemoシリーズにはRemo 3やnano以外にもいくつかモデルがあります。
モデルの選び方にはこちらの記事がおすすめです。
まとめ
Nature Remoとラトックシステム smalia RS-WBRCH1は、どちらも優れたスマートリモコンですが、選択肢は使用者のニーズに応じて変わります。
機能(多彩なセンサー)や初期設定の簡単さの観点から、Nature Remoシリーズが断然おすすめです。
ご自身のライフスタイルに合う製品を選び、スマートホーム化の一歩を踏み出しましょう!