こんにちは、製造メーカーのIT部門でITソリューションエンジニアをしているかぴです。
この業界で10年程、海外テーマを主担当として日々英語を使って業務を行っています。
この記事では、以下のような方に向けて、
- IT業界で海外案件に関わってみたい
- 英語を使った仕事に憧れているけど、何から準備すれば良いかわからない
- 実際、どんなスキルが求められているのかを知りたい
という疑問に、実体験をもとにお答えしていきます。
海外案件を担当に選ばれる可能性が上がるポイント
日系IT企業で英語を使う業務に就きたいなら、以下3つのポイントが極めて重要です。
- 自分の専門分野のスキルを磨き、アピールすること
- 英語スキルはTOEICなどの客観的な指標で示すこと
- 英語の表現力を高めて、実践的なコミュニケーションができるようにすること
また、「まだスキルが足りない」という方でも大丈夫。スキルアップ方法も紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
【前提】英語だけでは選ばれない。まずは「分野の専門性」
▶ 自分の得意分野をアピールすることが第一
英語力よりもまず問われるのが、「その案件のテーマに精通しているかどうか」です。
例えるなら、日本のプロ野球選手が活躍していても、ヨーロッパのサッカーチームから声はかかりませんよね。
▶ 分野経験が無い場合は「資格」「勉強中アピール」もOK
資格取得や研修参加など、「この分野で頑張っていきたい」という姿勢を見せることが、評価される第一歩になります。
【英語力】興味だけではダメ。TOEICなどの数値が信用される
▶ 英語スキルは「客観的な指標」で見られる
「海外ドラマが好きです!」「英語に興味あります!」これだけでは、残念ながら選ばれません。
TOEICやTOEFLなどのスコアが必要不可欠です。
TOEICスコア900超の筆者も、まずはスコアで信頼され、その後に実力で評価されました。
▶ TOEICスコアの目安
- 600〜700:選択肢が他に無ければ、任される可能性あり
- 700〜800:複数人で担当する場合の補欠要員
- 800以上:有力な第一候補になれる
▶「スコアは低いけど話せます」は通用するのか?
正直に言えば、通用することもあります。 しかし、多くの現場で「スコアが高い人」が優先されるのもまた事実です。
【実践力】英語の「表現力」でコミュニケーションを円滑に
▶ 表現のバリエーションが意外と重要
単調な言い回しばかりだと、思わぬ誤解が生まれやすいです。 英会話やメールで、同じ意味を複数パターンで表現できると誤解が減ります。
たとえば、打ち合わせ前にちょっとしたアイスブレイクを入れるだけで、海外メンバーとの関係が一気に良くなった経験もあります。
▶ 学びにおすすめの書籍
【スキルアップ方法】今から始めるべき3つのアクション
① TOEIC学習を始める
まずは600点を目指しましょう。TOEICはまだまだ日本の企業での信頼度が高い資格です。
② 日常英会話・英語表現の習得
カジュアルな表現ができるようになると、海外メンバーとの距離も縮まります。
③ AI英会話で「毎日少しずつ」話す練習を
おすすめはAI英会話。特に初心者こそAIの方がハードルが低く、以下のようなメリットがあります。
- 毎日深夜でもOK(時間に縛られない)
- 質問もやり直しも自由
- コストが安い
- 圧倒的に会話量を増やせる
「AIはリアルじゃないから意味がない」という声もありますが、それは間違いです。会話の“量”を確保できるのはAIの大きな強みです。
【まとめ】日系IT企業で英語を使いたい人が今すぐやるべきこと
やること | 理由 |
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自分の専門性を明確にしておく | 担当領域に適性があることが前提 |
TOEICなどで英語力を数値化 | 興味だけでは採用されにくい |
英語の表現力を高める | 誤解を避け、スムーズな関係を築ける |
AI英会話で練習 | 毎日少しずつ話す経験が自信に |
IT業界で英語を使って働くことは、決して夢ではありません。 必要なのは、明確な準備と日々の積み重ねです。
「いつか英語を使って働きたい」から一歩踏み出して、「英語を武器に海外案件を任される人材」へ。 その第一歩として、ぜひこの記事を参考に、今日から行動してみてください。