私は普段、仕事や用事を自宅ですることが多い生活をしていますが、作業部屋にこもっていると「なんとなく頭が重い」、「集中力が続かない」と感じることがありました。
そんな中、室内の二酸化炭素(CO2)濃度が原因のひとつという情報を耳にしました。
調べてみると、屋内でのCO2の基準濃度は1,000ppm(0.1%)以下が望ましいと厚生労働省の建築物環境衛生管理基準でも定められているようです。
そこで私もCO2濃度管理をしようと思い、導入したのがSwitchBotの「CO2センサー」です。
今回は、自宅仕事・作業が多い私がおすすめする、SwitchBotの「CO2センサー」の購入レビューをお届けします。

SwitchBot CO2センサーの概要
付属品

本体の他には電池2本(単三電池)とUSB Type-A to Cケーブル(0.9m)、簡易な取扱説明書とSNS案内のカードが付属しています。

電池は最初から本体にセットされた状態でした。
電源は「電池」と「Type-Cケーブル接続」のどちらでも使用可能ですが、データ更新頻度が変わるため注意が必要です。
※Type-Cケーブル接続の方が更新頻度が高いため、おすすめです。
- 電池駆動時: 30分ごとの更新
- Type-Cケーブル使用時: 1分ごとの更新
外観


白を基調としたシンプルでコンパクトなデザインです。
スタンドでも壁掛けでも設置でき、大きめな画面なのでCO2濃度の状態を簡単に確認できます。
その他の特徴
項目 | 詳細 |
---|---|
ブランド | SwitchBot(スイッチボット) |
製品名 | CO2センサー |
サイズ | 92 x 79 x 25 mm |
重量 | 154g(電池を含む) |
電源 | 単三電池 x2(電池寿命 約1年) または 5V1A電源アダプター(Type-C) |
CO2測定範囲 | 400〜9999ppm |
温度測定範囲 | -20~80° |
相対湿度測定範囲 | 0%~99% |
データ更新頻度 | – 電池駆動時: 30分ごとの更新 – Type-Cケーブル使用時: 1分ごとの更新 |
スマートホームデバイスとの連携 | SwitchBot ハブと組み合わせることで可能 |
単体での使用だけでなく、SwitchBot ハブ(ハブ3やハブ2)と組み合わせることでスマートホーム連携にも対応できることも大きな特徴です。

CO2センサー単体でできること
本体画面では、以下のような情報を確認することができます。

- 時間・日付
- 快適度・CO2濃度
- 緑:400〜1000ppm
- 黄色:1000〜1400ppm
- 赤:1400ppm以上
- 温度
- 湿度
スマホアプリでは、以下のような情報を確認することができます。
本体画面の情報に加え、時系列グラフや蒸気圧情報も見ることができます。




- 快適度・CO2濃度
- 緑:400〜1000ppm
- 黄色:1000〜1400ppm
- 赤:1400ppm以上
- 温度
- 湿度
- VPD(蒸気圧情報)
- 上記データの時系列グラフ
※CO2センサーを単体で使用する場合、近距離(Bluetoothが届く範囲)でしか計測結果の確認はできません。
スマホアプリでは計測データを出力することもでき、データ集計したい場合などには便利そうです。
(私は集計する予定はありませんが・・)
SwitchBot ハブと連携するとできること
SwitchBotハブと組み合わせて使うことで、より便利な使い方が可能になります。
- 天気予報の表示
- スマートホームデバイスとの連携
- スマートスピーカー
- SwitchBot サーキュレーター など
- 外出先など、遠距離からの計測結果の確認


スマートホームデバイスとの連携がとても便利で、アイディア次第で色々な使い方ができます。
- 例1:
CO2濃度が 1,000ppm を超えると、サーキュレーターを起動。スマートスピーカーで換気を促すようにアナウンス。 - 例2:
温度が 28℃ を超えると、自動でエアコンの冷房をON。
また、CO2センサー単体では出来なかった「遠距離からの計測結果の確認」も可能になります。
離れた実家の親の見守りに活用できるので、とても助かる機能です。

SwitchBotハブとの連携方法については、こちらの記事の後半をご参照ください。
※以下の記事の「エアコン」を「CO2センサー」に読み替えてください。
実際に使用してみて感じたこと
良かった点
- CO2濃度が可視化され、ダルさや集中できない原因のヒントが得られた
これまでは「なんとなく頭が重い」、「集中力が続かない」と感じる時に「疲れが原因かも」としか思っていなかったですが、CO2濃度が見えるようになったことで換気すれば解決することも増えました。
この辺りは気持ちの問題も大きいようにも思いますが、原因のひとつかもしれない要素を特定できたのは良いと感じました。 - スマートホームデバイスとの連携で、日々の暮らしがより快適になった
先述の例は、実際に私が行っているものです。
我が家では例1、私の実家では例2を実践しています。
例1にあるように、頭がぼーっとしだした頃に自動的に空気の循環が始まり、換気のアナウンスが流れるので休憩を取るちょうど良い機会にもなります。
例2では、昨今の猛暑で熱中症が増えていることもあり、実家に住む年配の親をケアすることができるため、より現実的な悩みに対する対策と言えるかもしれません。
- 例1:
CO2濃度が 1,000ppm を超えると、サーキュレーターを起動。スマートスピーカーで換気を促すようにアナウンス。 - 例2:
温度が 28℃ を超えると、自動でエアコンの冷房をON。
気になった点
- 暗い所では画面表示がほぼ見えない
CO2センサー本体の画面にはバックライト機能が無いため、就寝時など部屋が暗い状態ではほとんど画面が見えません。
ただ、そんな状態の時までCO2濃度や温度・湿度を確認する必要は無いと思うので、大したデメリットではありません。 - CO2センサー単体では本領発揮ができない
SwitchBotハブとセットで使用しなければ、CO2濃度や温度・湿度をただ確認するだけの計測機器に過ぎません。
それであれば他にも計測機器メーカーはあるので、あえてSwitchBotのCO2センサーを選ぶ必要は無いかなと思います。
ただSwitchBotハブとセットで使える環境であれば、このCO2センサーの価値は一気に上がります。
本来持つ便利さを存分に発揮してもらうためにも、SwitchBotハブと組み合わせて使うことを強くおすすめします。
総評:単体でも良いが、SwitchBotハブとセットで使用が最適解!
総じて、SwitchBotのCO2センサーは暮らしをより良くするためにあって損は無いデバイスだと思います。
単体でもCO2濃度や温度・湿度の可視化ができるので便利ですが、それ以上にSwitchBotハブとセットで使用することで本領を発揮してくれます。
予算が許す限りではありますが、SwitchBotハブとの組み合わせを強くおすすめします!
